女性は美について追及するのをやめてしまったら終わりです。
あきらめている人にはどうでもいいかもしれませんが、女性は本心ではあきらめることができない生き物だと思っています。
私のことですが、11月の7日で果ては46才に到達することとなり、とてつもなく豪勢な誕生日会が実施されてしまいました。
中年期と自覚している腐女子からすると、これから年齢を重ねるということに関して、リアルに喜ぶ感情には到達しないということが本心です。
そんな感情をおのれで受け入れざるシーンは、何てったってクレンジング後に洗面台の鏡に映った我のフェイスを目にしたときです。
積年にわたるUV光線によるメラニン色素の暴発からもたらされるブサイクなシミ、重みが増したかのように例えるとスラムダンクの安西先生のようなたるみ、さらに肌の裂け目みたいなひずみともとれるしわ、それらはまとめて歳を取ることから生み出される老人化というものです。
それらを体感した私の精神は平常心を保てるというのでしょうか。
であるからして歳を取るたびにお肌のケアはより丹念に、でもってたおやかにやっていかないとだめです。
洗顔料を使うときは泡を立てる用のネットで念入りに目が細かいとろふわの泡を出して、化粧水も安物ではないモデル御用達の美容成分がすごく入ったもの、でもって美容液は肌の角質層の奥までジュワーッと入り込むようなものを使うようにしています。
しわくちゃになっていく初老には基礎化粧品しか頼れるものがないんですよ。
これが不幸で、そして残酷なリアリティショーってやつなんだよ。若々しい初々しい女子にはこの無慈悲な先行きが想像すらできないだろうね。